「もう、なにやってるの!」
「早くしなさい!」
「どうせできないんだから、、」
大人なら誰しも、つい口にしてしまう言葉です。
しかもこういうシーンはこちらに余裕が無い時に見計ったかのように訪れますよね。
私自身、言っては後悔を繰り返していました。
そんな時に出会った書籍が「子どもが育つ魔法の言葉」でした。
本書は世界中で大ベストセラーとなり、天皇陛下も2005年に本書の詩「子は親の鏡」を朗読されるほど有名な書籍でした。
本書は子と親の気持ちどちらにも寄り添い、具体的な声の掛け方までアドバイスをしてくれています。
この記事では、私自身が実践して効果があった内容をまとめてご紹介します。
親なら何度も読み返したいと思える書籍でした
<参考文献↓↓>
実践!魔法の言葉でここが変わった
子どもが育つ魔法の言葉で学んだことを実践してみたところ、子どもとの心の距離が縮まったように感じています。
以下で「魔法の言葉のかけ方」と「その事例」、「今までの私」が「どう変わっていったか」をご紹介していきます。
「どうして●●しちゃったの?」=原因を一緒に考える
事例:子どもの大好きなリンゴジュース。 コップに注ごうとして、こぼしてしまった。
今までの私:
あー、、、もうこんなに汚して
子どももやってしまった事が良くないとわかっていて、きっと気持ちは落ち込んでいます。
そこに親の叱責が追加されては反省しようと思っても嫌になります。
そこで、そうなった理由を一緒に考えるようにしました。
理由を聞いたところ、ジュースを注ぐ時によそ見をしてしまったからだと知る事ができました。
「どうすればよかったかな?」=対策を一緒に考える
事例:(上記と同じで)よそ見をしていて ジュースをこぼしてしまった。
今までの私:
もうよそ見しないでね
大人はすぐに対策を思いつきますが、それをそのまま子どもに伝えるだけでは、その時は言うことを聞いてもまた同じ失敗を繰り返す可能性が高いです。
子どもにも考えてもらい、気づいてもらうプロセスが大切です。
どうすればよかったかを考えてもらったところ、「ジュースをよく見てコップに入れる」と答えてもらうことができました。
更にそこに「自分でよく考えられたね」と付け加えられたことで、子どもに自己肯定感もプラスできたと思います。
「今日は何が一番楽しかった?」=具体的に問いかける
事例:子どもを保育園に迎えに 行った帰り道。
今までの私
保育園どうだった?
子どもにとって抽象的な質問は答えづらい為、答えに困ってしまいます。
具体的に答えられる質問に変えたことで、子どもの気持ちをより一層理解できるようになったと思います。
「ママが同じことをされたら、どんな気持ちになるかな?」=人の気持ちを考えさせる
事例:子どもが友達のオモチャ を取り上げてしまった
今までの私
人のものは取っちゃダメでしょ、返しなさい
子どもは善悪の判断が大人ほどしっかりしていません。
ダメ・返しなさいと言って、その場では言うことを聞かせたとしても、子どもは納得できていないことも多いです。
そこで、子どもの感情に訴えます。
「もしママが大切にしているものを、他の人に取られちゃったら、あなたはどう思う?」
と聞いたところ、「ママは悲しいと思う」と少しションボリしながら答えてくれました。
子どもにとって大切なママが悲しむことは嫌なことです。
これを機に、人のものを取る回数は徐々に減ってきたと思います。
「過ちをおかしても、いつも味方だよ」=事実を伝え、寄り添う
事例:通路に出しっぱなしにしていた オモチャを踏み潰されてしまった。
今までの私
出しっぱなしにするから踏んじゃったじゃない
この場面では、オモチャをしまわないとどうなってしまうか、客観的に気づいてもらえるように考えました。
「〇〇ちゃん、見て欲しいものがあるの」
壊れたオモチャを見てもらいます。
「ママは、いつかこうなると思っていたよ」
子どもは壊れたオモチャを見て、すごく悲しみました。
「ちゃんとお片付けしないと壊れてしまうね。でもこのオモチャはまだ直せるかもしれない。一緒に壊れた所を見てみよう」
子どもに反省を促しつつ、今の状況を少しでもよくできないか。
一緒に考える事で子どもの気持ちに寄り添うイメージで接することができました。
まとめ
本書の言葉を実践することで、子どもに接する時のマインドは、確実に子どもに寄り添える様になったと思います。
どんな子どもの姿も無条件で受け入れる為の具体的なアクションがイメージできたことで、今後の子どもの成長がもっと楽しみになりました。
参考になれば嬉しいです。
ではまた!
<参考文献↓↓>
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