「正しい読み聞かせ方法は?」
「そもそもなぜ読み聞かせが必要なの?」
忙しい毎日、子どもへの読み聞かせも一苦労ですよね。
続けてらっしゃる方、お気持ちわかります。
効果もわからないし、もうやめてしまおうか・・・。
そんな時に出会った書籍「最高の読み聞かせ」について簡単にご紹介します。
普通の読み聞かせと何が違い、どのようななメリットがあって、どう実践すればよいのでしょうか。
問いかけ例と共に見ていきましょう!
<参考文献↓↓>
読み聞かせで育む5つのチカラ
読み聞かせでイメージすることは、大人が子どもに一方的に読んで話すこと。ではないでしょうか。
本書では、子どもに質問し、どんどん話してもらうことを推奨しています。
なぜなら、それこそがこれからご紹介する5つのチカラを伸ばせるからです。
読み聞かせの時におしゃべりしていいの?
どんどんおしゃべりしよう!(質問するからそれに答えてね)
1. 見るチカラ
目から入る情報の内、人はフィルターをかけて見たいものだけを見ています。
見るチカラとは、この「見たいものを選別するチカラ」になります。
伸ばすポイント
読み聞かせの時に、こんな質問をしてみましょう。
「何があるかな?」
「いくつあるかな?」
「どんな顔してる?」
「〇〇見つけて!」
子どもが楽しくなるような質問を投げていくんだね
大人も子どもも楽しみながらできるといいよね
2. 聞くチカラ
耳も目と同様、入ってきた情報を脳が選別していますので、
聞くチカラとは「聞きたいことを選別するチカラ」になります。
伸ばすポイント
聞くチカラを鍛えるにあたっては、特別意識することはありません。
なぜなら、子どもが興味を持って聞いている時が鍛えている時だからです。
強いて言うなら、読み聞かせを習慣化することでしょうか。
子どもが聞きたくなる様な読み方や質問の仕方を工夫するともっとよくなるよね
そうだね。子どもの性格によって「感情を込めて読む」「淡々と読む」どちらが合うか変わってくるから、どちらも試して見極めよう
3. 考えるチカラ
問いかけによって最も伸ばせるチカラになります。
将来的には論理的思考力や判断力の向上につながるチカラです。
伸ばすポイント
以下の様な、少し考えさせる質問をしてみましょう。
「あなたはどう思う?どうする?」
「このお話の季節はいつだろう?」
「この子どんな気持ちだろう?」
「どうすればよかったと思う?」
はじめは答えられないかもしれませんが、『答えられなければ、助け舟を出せばいいか』くらい気楽に構えて取り組みましょう。
だんだん質問がむずかしくなってきているような。。。
はじめは答えられなくて当然だと思うよ。やったことないんだからね。焦らず気長にやっていこう
4. 知識を広げるチカラ
知識を広げるチカラとは、考えるチカラを使う時に必要な「考える材料」を増やすチカラになります。
伸ばすポイント
読み聞かせの時にプラスアルファの情報を意識しましょう。
例えば「ここには何がいるかな?」と言う質問に対し「ネコ」と返ってきたとします。
その返しとして
「そう、英語だとcatだね」・・・リフレーズ
「大きなネコだね」・・・情報を足す
「ネコだけかな?」・・・質問を重ねる
「ネコさんこのまえ見たよね」・・・話題を広げる
知っていることに新しい情報が結びつくから、記憶にも定着しやすそうだね
そのとおり。こうやって記憶の引き出しを増やしていくんだね
5. 伝えるチカラ
前述の4つのチカラはここに繋がります。
目や耳で得た情報を脳で選別・記憶し、そこから取出し、分析し、組立て、相手に伝える。
ことにより人と人のコミュニケーションは成り立っています。
これを鍛えることで、将来的な、文章構成力・表現力・説明力に好影響を与えます。
伸ばすポイント
読み聞かせをする中で、子どもに話す(アウトプットする)機会を与えることを意識しましょう。
例えばこんな問いかけになります。
「あなたがこんなことをされたらどう思う?
「どんなお話だったか、教えてくれない?」
「どこが一番おもしろかった?」
「ここはあなたが読んでくれない?」
これまでやってきたことの集大成的な感じだね
これを実践していくことで、前の4つのチカラもグングン上がっていって、プラスのスパイラルが生まれるといいね
まとめ
普通に読み聞かせるだけでも効果があると言われているのに、質問をプラスするとさらに伸びる!
質問は、見る・聞く・知識を広げる・考える・伝えるの5つのチカラを意識する!
こどもの成長が楽しみになりますね。
ご参考になれば嬉しいです。
ではまた!
<参考文献↓↓>
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