「子どもに必ず教えるべきこととは?」
「子どもの教育、どうしていくべきか?」
と、いつも不安になります。
今回ご紹介するタルムード●母鳥と3羽のヒナ●では
「教育することを教育する」
ことの大切を学べます。
良い教えは次の世代にも受け継いでいきたいですね。
では早速いきましょう!
<参考文献↓↓>
●母鳥と3羽のヒナ●
鳥の巣が嵐に巻き込まれ、巣と3羽のヒナには地上に落下してしまう危険が迫っていた。
母鳥は海を渡って、安全な対岸にヒナたちを避難させようと思った。
しかし、大雨と強風の中、一度に3羽のヒナは運べない。
母鳥は1羽ずつ運ぶことにした。
まず、1羽目のヒナをくわえて、母鳥は巣から飛び立った。
海を渡っている途中で、母島はヒナに尋ねた。
「母は命がけでお前を助けようとしているが、お前はその代わりに何をしてくれるのかい?」
1羽目のヒナの答え
「お母さん、こんな大嵐の中で、そんなこと考えている余裕はありません。
とにかく私を安全なところに運んでください」
その答えを聞いた母鳥は、そのヒナをパッと海に落としてしまった。
2羽目のヒナの答え
母鳥は巣に戻ると、2羽目のヒナをくわえて、嵐の中を対岸へと飛び立った。
そしてまた母鳥はヒナに同じことを聞いた。
すると2羽目のヒナはこう答えた。
「お母さん、まず私を安全なところに運んでください。
そうすれば必ず私は毎日食物を運んで来て恩返しをしますから」
それを聞いた母鳥は、そのヒナもパッと海に落としてしまった。
3羽目のヒナの答え
母鳥は再び巣に戻ると、最後のヒナを口にくわえて、安全な対岸へと飛び立った。
風雨の舞う海上を飛びながら、母鳥はまた同じことを聞いた。
ここでシンキングタイム
3羽目のヒナは海に落とされることなく、対岸へ辿り着きました。
さて、ヒナは何と答えたのでしょうか?
続きは下方に記載していますので、是非ご自身の頭で考えてみていただければと思います。
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続き
3羽目のヒナ鳥はこう答えた。
「お母さん、私はお母さんが私にしてくれたことを、必ず私の子どもにもするつもりです」
これを聞いた母鳥は、このヒナを安全な対岸に無事送り届けたのだった。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
このお話は子どもが初めて聞くと「怖い」と感じるかもしれませんね。
しかし、教えを受け継いでいくことこそが重要だとユダヤ人は考えます。
「怖さ」と共に子どもたちの心にしっかりと残る物語にしているのですね。
私もこのお話を読んだとき、自分の子どもにはこう伝えたいと思いました。
「あなたが大人になったとき、子どもの頃に自分がしてもらって良かったと思ったことを、あなたの子どもにしてあげようね」
この書籍でみなさんの人生も、その次の世代も、もっと豊かになりますように!
ではまた!
<参考文献↓↓>
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