「あの人は初めからいい人だと思ってたよ」
「この人の言うことをすっかり信じてしまったな」
人は常に、その時の環境や与えられた情報を元に判断をしています。
そんな中で、気づかない間にその判断を惑わす手法(効果)が存在します。
知っておくことで、似た様な場面に遭遇した時、脳が騙されたと気付きやすくなるので、最後まで騙され続ける可能性を下げられます。
<参考文献↓↓>
脳が騙される効果3選
私は絶対大丈夫!と言う人ほど騙されるとよく聞きますが、騙されてしまう人は、もしかするとこの3つの効果によるものかもしれません。
1.ハロー効果
突然ですが問題です。
あなたが好印象が持てるペンギンは、次のAとBどちらでしょうか?
ペンギンA:頭がいい、勤勉、批判的、頑固、嫉妬深い
ペンギンB:嫉妬深い、頑固、批判的、勤勉、頭がいい
多くの人が、ペンギンAと答えます。
単に言葉の並び順が違うだけで、印象がガラリと変わってしまうのは、まさにハロー効果が脳内で作用していることになります。
【ハロー効果の特徴】 対象の評価が、見た目や特徴に左右されてしまう
2.アンカリング効果
例えば下のバッグ、1万円より高いと思いますか?
このバッグはいくらに見えますか?
1万円もするかなー
8000円くらいじゃない?
では次に下のバッグ、1000円より安いと思いますか?
このバッグはいくらに見えますか?
1000円てことはないでしょ
3000円くらいじゃない?
この2つのバッグ、実はどちらもほぼ同じ値段です。
上のペンギンさんのコメント(思考)の様子は、まさにアンカリング効果によるものです。
【アンカリング効果の特徴】 あらかじめ示された基準を起点に 考えてしまいやすい
3.もっともらしさ
またまた問題です。
正6面体のサイコロがあり、2面は赤、残り4面は青で塗り分けられています。
このサイコロを20回振るとした時、次の中でどの組み合わせが一番起こりやすそうでしょうか?
- 赤 青 赤 赤 赤
- 青 赤 青 赤 赤 赤
- 青 赤 赤 赤 赤 赤
青がもっと出てきていいはずだけどな〜・・・
答えは、、、B
が一番起こりやすそうだと思う人が多いそうです。
しかし、確率的に起こりやすいのはAになります。
Bが起こるにはAが起きている必要があるからです。
【もっともらしさの特徴】 2つの事象が同時に起こる場合、 それがもっともらしく見える
まとめ
人間には騙されやすくなる時があります。
それは騙され効果が発生している時であり、ハロー効果、アンカリング効果、もっともらしさの3つが騙され効果になります。
いかがでしたでしょうか?
参考になれば嬉しいです。
ではまた!
<参考文献↓↓>
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