「株を買った途端に下がって損切り・・・」
「損切りしたら急に上がってきた・・・」
こんな経験、よくありますし、よく聞きます。
一体何が問題なのでしょうか。
実は、損する投資活動には取引回数が関係しているのです。
そして、感情に左右されて取引をしてしまうことも影響しています。
私はこの2つを対策することで、2020年にFXで年利140%を達成しました。
実際はこの情報を知る前にたまたま実践できていただけですが。。。
とある証券会社の顧客の7年分・163万件の取引履歴を分析したところ、こんなことがわかりました。
それでは詳細なデータと共に解説していきます!
<参考文献↓↓>
個人投資家の平均成績
とある証券会社の顧客の7年分・163万件の取引履歴とその後の値動きを追ったところ、こんな傾向がありました。
投資リターンは買い銘柄 < 売り銘柄
私たちは株を買う時、これから上がると思っているから買います。
あたり前だよー!
そんな中、他に有望そうな銘柄を見つけた場合、元々持っていた銘柄を売り、新たに買うこともよくあります。
銘柄を乗り換えたってことだね
その売った銘柄と新たに買った銘柄の値動きを追っていくと、売った銘柄の方が平均3.2%プラスだったそうです。
確かにこの間売った銘柄、さらに値上がってたな・・・
【わかったこと】 銘柄の入替えを控え、保持しておいた方が儲かる確率が高い
活発な投資家ほど損をする
活発ということは、頻繁に銘柄を入れ替えるということになります。
そうすると、売買手数料がかさむ為、仮に活発でない人と同じ利益率だったとしても手数料分で損をしてしまいます。
まさにこのチリツモ的なところで稼げていないのが個人投資家の傾向です。
【わかったこと】 取引回数が少ない人ほど儲かる確率が高い
投資は直感 < アルゴリズム
人間と機械(アルゴリズム)それぞれに、1年以上の長期予想をさせた時の結果はこうです。
アルゴリズムの圧勝:60%
引き分け :40%
え、人間が勝つ確率は・・・?
この書籍いわく、ゼロなんだとか
理由は簡単で、人間は一貫性に欠くという特徴があるからです。
その日の気分や環境・体調によって判断が変わるということです。
寄せられている事実を挙げると以下になります。
例1)罪人を裁く仮釈放判定人の仮釈放許可率は昼休憩後に急上昇する。
例2)放射線技師に同じX線写真を見せた時に20%の確率で判断が変わる。
ロジックが大切
人間(自分自身)の判断によるパフォーマンス低下対策として、アルゴリズムを構築する必要が出てきます。
自分の中でルールを決めることが重要なんだね。
でも具体的にどんなロジックを組立てればいいの?
【ロジック組立のヒント】 ・判定する要素を6項目挙げる ・事実を元に特性を洗い出す ・採点方式を固定する
株式投資であれば、「PER,PBR,ROE,ROIC,売上高成長率,配当」が決めた水準を満たしているかで売買判断するとか・・・
FXであれば、「RSI,σ,週足トレンド,指標発表,ポジションオーダー,金利」が決めた水準を満たしているかでエントリー判断するとか・・・
まとめ
個人投資家の多くが、感情を伴う裁量トレードを、頻繁に、していることでパフォーマンスが下がっている。
その対策として、アルゴリズムを構築して客観的・機械的に判定する。
そうすることで、長期の利益が得られやすい状態を作ることができる。
ご参考になれば嬉しいです。
ではまた!
<参考文献↓↓>
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