工業系の職場ではよく聞く「5S」。
5Sを学ぶことで、学業や業務の効率が上がるだけでなく、物事の本質を考え改善する能力が身に付きます。
社会に出ても「本質を考えられる」人が多く求められています。
ましてやAIが発達する現代では、ますます求められてくる能力になってきます。
言葉と意味と、その奥に隠れている本質に触れることで、日々の仕事や学業にプラスの影響を与えます。
5Sってたまに聞くけど何のこと?
整理・整頓・清掃・清潔・躾(しつけ)
この5つの頭文字をまとめた造語なんだよ
では詳しく見ていきましょう。
<参考文献↓↓>
5Sとは「物事の本質を考え、改善し続けること」
5Sとは、整理・整頓・清掃・清潔・躾(しつけ)
この5つの頭文字をまとめた造語です。
どれも言葉の意味はなんとなく分かる気がしますが、本質を考える為にひとつひとつ解説していきます。
5Sその1. 整理「なぜ必要?本当に必要?」
5Sその1整理の意味は「乱れた状態にあるものを整えて、きちんとすること」です。
しかし5Sの観点からは、これだけでは不十分。
「コレがココになぜ必要なのか?本当に必要か?」と考えることが大切です。
●5S「整理」の事例
英語の勉強をするときに、机の上に他教科の資料が乱雑に置かれた状態では、作業するところが不安定になったり、不要な情報が入ってきて勉強は捗りませんから、他の教科のものは片付けた方が効率的です。
そうすることで、自然と要不要を整理できて生産性(業務効率・学業効率)アップにつながります。
アインシュタインのように散らかすスタイルなんだよね
ニッコリ(アインシュタインめぇ。。。)
<まとめ> 5Sの整理とは「なぜ必要か?」を日々考えながら 取捨選択していくことにより、生産性アップを図ることができる。
5Sその2. 整頓「すぐにアクセスできる?」
5Sその2整頓の意味は「きちんと片付けること、整うこと」です。
整理と似ていますが、本質は異なります。
「その物・情報にすぐにアクセスできるか?」の目線が大切になります。
●5S「整頓」の事例
スマホにアプリをいろいろダウンロードしていく中で、
・ダウンロードしっぱなしのアプリ配置
・不要になったアプリを消さない
でおいたりすると、いざ何かアプリを使いたいと言った時に、すぐにそのアプリが見つけられなくなる可能性があります。
今はかしこい音声案内があるから問題ないよ
そ、そういう問題じゃ・・・。
<まとめ> 整頓とは、フォルダ分けや類別しておくこと。 そうすることで、その物・情報が必要な時にすぐ出せて生産性アップやミスを低減できる。
5Sその3. 清掃「なぜ汚れる?」
5Sその3清掃の意味は「不要物を取り除き、衛生的な環境整備をして、身体の健康や機器の正常動作を維持すること」です。
これも整理・整頓と似ている様ですが、本質は
「なぜ汚れるのか?」と考え、仕組みで改善し続けることにあります。
●5S「清掃」の事例
子どもがご飯をポロポロこぼすので、床掃除が大変。。。
とした時に、子どもの食卓椅子の下にレジャーシートを引いておけば、片付けが楽になります(我が家の秘技)。
といった具合に、こぼす前提に立って対策しようと言う話です。
ご飯じゃなくてグチをこぼす人はどう相手にするといいの?
こ、心の清掃は別記事でやっていこうかな
<まとめ> 根本原因を考えて、仕組みで解決を目指すこと。 個人の意識や努力だけに頼らないことが大切。
4. 清潔「整理・整頓・清掃の維持と身だしなみ」
5Sその4清潔の意味は「汚れが無いこと。衛生的であること」です。
また似た言葉ですね。それもそのはず。1〜3を維持することだからですね。
加えて、身だしなみにも気を配ることも指します。
確かに、テレビやネットで見かける高収入の人たちはみんな整った身だしなみだね!
そういう人だけがそうなれる世の中の仕組みだね
<まとめ> 本当に必要?それはすぐにアクセスできる?問題が仕組みで解決できてる? を全部やりながら、身だしなみも整える。
5. 躾「ルールの習慣化と本気で取組む姿勢」
5Sその5躾の意味は「礼儀作法をその人に身につく様に教え込むこと」です。
5Sで必要なのは、礼儀作法に加えて、ルール(規律や規範)を守ることを習慣にすることです。
また、目的に対して本気で取り組む姿勢を大切にします。
まだ新入社員だからできなくて当然だよね。は甘え?
おすすめしない考え方だね。諦めグセがついたり、本気で取り組む機会が減ってしまうかもしれないね
<まとめ> ルールは守るもの。守りたくなければ、ルールが変えられる地位になる。 やる時はいつでも真剣に。
いかがでしたでしょうか。
5S=5つのSそれぞれについて解説しました。
サラリーマンを長くやっていると、自然と聞く言葉になってしまい、本質を忘れてしまうこともあります。
これを機会に自分の5Sに対する考え方を振り返ってみましょう。
ではまた!
<参考文献↓↓>
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