「積立型保険はお金が増えるって聞いたけど、オススメなの?」
「積立型保険は掛捨て型よりもお得なの?」
結論:積立型保険はオススメしない保険。になります。
実際に私は、7年間加入していたメットライフ生命の積立保険を途中で解約しました。
途中解約なので、元金が15万円ほど減った状態で解約返戻金を受け取りました。
それでも、いま損をしてでもスグに解約した方が長期目線でマシだと判断したので解約に踏み切りました。
この記事では、積立型保険をオススメしない3つの理由を紹介します。自戒を込めて。。。
私と同じ目に遭う人が1人でも減ります様に。
ではいきましょう。
そもそも外貨建積立型保険はお得なの?
[ad01]
現在あなたが気にしているのは、以下の様なことではないでしょうか。
「万が一のために保険に入っておきたい」 「万が一がなければお金は返ってきてほしい」 「返ってくるお金は増えている方が嬉しい」
私自身も同じ思いを持っていたため、2015年にファイナンシャルプランナーに相談し、積立型保険を勧められるまま何の疑問も持たずに加入しました。
確かに、気にしていた上記の条件を保険で実現しようとすると積立型保険一択になりますし、銀行預金よりプラスになって返ってくるなら問題ないでしょと楽観視していました。
実際に積立型保険は、ある程度積立を継続すれば銀行預金よりお金が増えて返ってくるケースが多いです。
しかし、見落としがちなのは、払ったお金と期間に対してリターンが少ない点です。
なぜ少なくなってしまうのか?
それは、保険の中に巧妙に隠されている罠ともいえる存在です。そしてそれこそが、保険解約時に返ってくるお金、すなわち解約返戻金を減らす最大の要因になります。
それでは積立型保険のデメリット3選を詳しくご紹介していきます。
デメリット1.解約返戻金が元本割れする
[ad01]
以下のグラフをご覧ください。これは私が実際に加入していた外貨積立型生命保険です。
赤が積立額、青が解約返戻金で、赤より青が長くなったタイミングが積立資産がプラスになって返ってくるという見方ができます。
そうすると10年積立のこの保険商品では、12年目までマイナスです。
これがデメリットの1つ目である、解約返戻金が元本割れするということです。
ちなみに私は7年目を積み立てた時点で解約し、約15万円分の損失となりました。
デメリット2.低い運用利率で解約返戻金が増えない
[ad01]
デメリット1の解約返戻金が元本割れするケースはご存知の方もいらっしゃると思います。
しかしこの運用利率でも損をしていると気が付く人はかなり少ないのではないでしょうか。
私が加入していた外貨積立型生命保険の様な、最低保証3%利率を売りにする保険商品でも、実際に計算すると3%未満の利回りしか出ないことになっていました。
なぜなのでしょうか。以下のグラフをご覧ください。
なんで2%ちょいなんだ・・・どう頑張っても3%には届きません。
そこで、よくよく約款を読み返すと、最低保証の利率が掛かるのは積立に回ったお金に対してのみだったのです。
積立に回ったお金とは、私たちが払い込んだ保険料から経費類を差引いた残りのお金になります。
そりゃいくら利率が高くても、積立に回ったお金が少なければお金は増えません。
納得できず、メットライフ担当者に電話で聞きました。
私の支払った保険料の内、積立に回る金額はどれくらいですか?
答えられません
デメリット3.高い手数料で解約返戻金が増えない
[ad01]
積立型保険の約款をしっかり読んでみると、経費などのよくわからない費用がたくさんかかってくることがわかります。
なぜそんなに掛かるのか?どれくらい掛かるのか?
各費用の内容と経費率について、実際にメットライフ生命の担当者に直接電話で聞いてきました。
1.為替手数料
外貨建保険の場合、外貨での保険料払込みが必要になります。
その外貨を準備するために、日本円から外貨にお金を転換する必要があります。
このお金を転換するための費用が為替手数料になります。
この為替手数料がいくら掛かるのか聞きました。
TTMを基準にTTS以下で為替手数料を設定している。具体的な手数料は答えられない
2.経費
保険約款をよく読むと出てくる経費。
相手もビジネスなので、何かしら経費がかかるのは理解するものの、何にどれだけ掛かるのか疑問に思い聞きました。
保険の締結、維持に掛かる費用。具体的な手数料は答えられない
3.運営費
次に運営費。先ほどの経費によく似た言葉ですね。
先の2回の質問でも具体的な回答が得られませんでしたが、ダメ元で聴きました。
毎年のハガキでのお知らせ等に使う費用。具体的な手数料は答えられない
4.保証費
まだまだあります、保証費。
こちらについても聞きましたが、これまた的を得ない回答。
加入者に万一のことがあった場合に、保険会社が支払う保険金を保証するための費用。具体的な手数料は答えられない
5.その他費用
その他費用って何だと一番聞きたくなる費用。これまでの回答内容からも分かるとおりですが、諦めムードの中、一応聞きました。
保険会社が資産を運用するうえで必要な費用。具体的な手数料は答えられない
まとめ:積立型保険は中途半端
この記事では、積立型保険の「元本割れリスク」「表示より低い実質利率」「高い手数料」について、筆者の実体験を元にご紹介しました。
「何も知らずに加入したあの頃の自分が恥ずかしい」
「損失になることを認めて解約に踏み切れた今の自分を褒めてあげたい」
と、現在の筆者はこんな気持ちで過ごしています。
ご参考になれば嬉しいです。
ではまた!
[ad01]
コメント