「当たり前の様に払っている消費税」
「増税されたものは仕方ない。と払っている消費税」
そんな私たち消費者は上手に騙されているだけなのかも知れません。
本当に騙されているのだとすると、どのような手口で騙されているのでしょうか。
財政状況・増税の目的・増税の影響の3つのポイントを軸に解説します。
え、騙されてるの?!またまた〜
<参考文献↓↓>
日本の財政状況
消費増税の話に入る前に、今の日本の財政状況について考えてみましょう。
増税するにはそれなりの理由があるはずですからね。
借金1000兆円?
テレビやネットで聞いたことないでしょうか。
「日本には1000兆円の借金がある」
「国民1人あたり900万円の借金があることになる」
では一体、国は誰から借金しているのでしょうか。
答えは「日本銀行(日銀)」と「国民」です。
日銀から?
日銀はそもそも政府組織の一部なんだから、右手から左手にお金を渡しているような状態だよね。こっちは借金ではないような。。。
国民から?
しかも国民から借りたお金を返す為に、消費増税で国民からお金を巻き上げるということ?
【借金1000兆円の内訳】 日銀 :45% 年金基金:25% 社会保障: 5% 地方銀行:16% その他・・・
実は資産も1000兆円
日本には資産がたくさんあります。
なんと対外純資産は世界一です。
すごく豪華な家に住んでいるのに「借金苦しい」って言ってる様に見える・・・
【資産1000兆円の内訳】 年金積立金 :120兆円 道路・堤防 :130兆円 外貨証券 :220兆円 大学出資金 : 60兆円 日銀保有の国債:450兆円 その他・・・
消費増税の目的は2つ
1.社会保障の充実→ウソ?
「高齢化社会が進んでいるので社会保障をもっと手厚くするための消費増税」
いつか聞いた気もしますし、もっともらしいです。
しかし、実際は法人税を減らすために使われているようです。
選挙で当選したあの人、公約果たしてないってこと・・・?
【1990年からの累積税収】 ・消費増税による税収増加は330兆円 ・法人減税による税収減少は270兆円 →消費税の8割以上が法人減税に充てられていることになる
2.経済の黒字化→財政破綻まっしぐら?
世界の銀行と呼ばれるIMF(国際通貨基金)は、財政の厳しい国にお金を貸すことで世の中の役に立っている。
とされています。
そのIMFが推し進めるのが、国の財政黒字化。
具体策としては、増税・予算カット・財政支出削減など。
これに一生懸命取り組んだのが、ギリシャ(2008年)とアルゼンチン(1980年)でした。
取り組んだ結果、ギリシャとアルゼンチンは財政破綻したのでした。
え?なんで?黒字になったのに
この取り組みによる流れはこうだね。
IMFの言うことを聞く
→国 :税収を増やそうと税金を上げる
→国民:税金が高いので消費を控える
→国 :税収増やそうとさらに税金を上げる
→国民:さらに苦しくなる
まとめ
日本には1000兆円の借金があるとされる一方で、1000兆円の資産もある。
日本の消費増税の目的「社会保障の充実」には実際使われず、法人税の引き下げに使われている模様。
もう一つの増税目的「財政黒字化」は、過去に実践した国が財政破綻している。
結局どうすればいいの?
マスコミの情報に踊らされず、行政にもっと関心を持って、数字で事実を確認する事ことが大切なんじゃないかな。
国民が無関心なことが、政府にとっては一番ありがたい事だろうからね
参考になれば嬉しいです。
ではまた!
<参考文献↓↓>
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