「なぜプレゼンが重要なの?」
「プレゼンする力があると何がうれしいの?」
普段の生活では特に気にすることもない?プレゼンする力。
今回はタルムード●体のパーツで1番偉いのは誰?●から、プレゼン力を磨くことの大切さを学びます。
●体のパーツで1番偉いのは誰?●
人間には、手、足、目、耳、鼻の穴と、重要なものは2つずつある。
ところが、口は1つだけ。
ユダヤ人はこのことを「なぜなのか?」と古来から議論してきた。
ある国の王が、不治の病に侵された。
いろいろな医者に診てもらったが、どの医者も治すことができず、王はどんどん衰弱していった。
そんな時、通り掛かりの占い師が病気の診断をした。
「この病を治す為には、世界で最も手に入り難いと言われる、ライオンのミルクを飲むしかありません」
そこで王は
「ライオンのミルクを取ってきた者には、どんな褒美でも取らせる」
とお触れを出した。
とはいえ、ライオンは自分の子どもを守る為に、近づく人間を全員噛み殺してしまう。
褒美は魅力的だったが、国中の人間は、誰もライオンのミルクを取りに行けなかった。
しかし、村に住んでいた一人の若者がこれに挑んだ。
彼の目と耳が相談し、一頭の母ライオンを見つけた。
いろいろと考え、母ライオンに羊の肉を与えて少し近づき、次の日も羊の肉を与えてまた少し近づき……
と、これを何日も繰り返して近づく方法を思いついた。
若者はこの方法を勇気を出して実行に移した。
何日も繰り返してようやく、両手、両足、両目は、ライオンの乳房のところにまで近づくことができた。
若者はついにライオンのミルクを取ることに成功した。
ところが、いざ王様のところにミルクを持って行こうとしたとき、両手と両足と両目が喧嘩を始めた。
両目「このオレがライオンまでの距離を正確に測ったおかげで近づくことができたのだ。だからこのオレが一番たくさんの褒美をもらうべきだ」
両足「いいや、このオレがいたからこそライオンに近づけたのだ。だからオレが一番たくさんの褒美をもらうべきだ」
両手「何を言うか、ライオンの乳をしぼったのは、このオレだ。だからオレが一番たくさんの褒美をもらうべきだ」
三人の論争を聞いていた「口」が、初めて口を開いた。
両手も両足も両目も言っていることが全然なってない。このオレこそが、一番褒美をたくさんもらうべきだ」
これには、両目、両足、両手も大反論。
「何を言う、お前は何もしていないではないか。お前の褒美なんてない」
ところが、ミルクを王様に届けた時、口が言った…。
ここでシンキングタイム
口は何と言ったでしょうか?
自分の頭で考えて答えを出してみることが大切でしたね。
続きは下方に記載しています。
続き
口「王様、ここに犬のミルクを持ってまいりました。これで王様の病気は治るはずです」
この言葉に王は大激怒。
王「犬のミルクを持ってくるとは何事だ!ふざけた野郎だ、即刻処刑だ!」
両目、両手、両足は、王様の剣幕に震え上がり、
「お願いだ、口、頼むから本当のことを言ってくれ」
と、口に懇願した。
口「それみろ。口こそが一番重要なのだ。褒美は全部オレがもらうぞ、いいのか?」
両目、両足、両手は、しぶしぶ同意した。
いかがでしたでしょうか?
自分の話し方ひとつで、聞き手が抱く印象や、その後の行動が変わるということですね。
みなさんもプレゼン力を磨くことで、ご自身の人生をより良くできますように。
ではまた!
参考文献
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